高田修三の空想科学雑談

高田修三が、幾分か科学的に、好き勝手空想する。

青木 雄二 「ナニワ金融道」

お金を扱った漫画は最近はそれほど珍しくはないかもしれませんが、お金を扱う漫画の先駆者的存在は「ナニワ金融道」で間違いないと思います。お金の勉強を漫画でしたければまずこの漫画を読むことをお勧めします。
 
この漫画は、会社を首になった主人公「灰原」が、金融会社(かなりあくどいタイプの)に転職して、そこでさまざまなお金に関する、トラブル、ドラマに遭遇する話です。

一番印象残っているのは、いやあ、お金がないって本当に悲惨だなあってことです(TдT)みなさん絶対に返せない借金はしちゃダメですよ。 次に印象に残っているのは「こういうお金の稼ぎ方があるのか」「お金の流れはこうなっているのか(;゚Д゚)」といった、お金のシステムですね。結構この部分は本格的で専門的なので、実用したければ何回か読み直すと良いかもしれません。

画力はお世辞にもあるとは言えませんがそれを補って余りある、ストーリーと内容の濃さです
僕が、この漫画を始めて読んだのは、大学生の時だったので、そこまで深く考えないで、「いやあお金無いって大変だなあ( ´_ゝ`)」と他人事のように思いながら読んでいました。しかし就職して実家を離れた今、お金の大切さが身にしみてわかって、もう一度この漫画読むと内容が以前よりも何倍も重く、ズズーンと迫ってくる感じがしました。

人生に対する考え方や価値観にまで影響を与える数少ない漫画なのではないでしょうか?

ナニワ金融道(1) (講談社漫画文庫)

ナニワ金融道(1) (講談社漫画文庫)