高田修三の空想科学雑談

高田修三が、幾分か科学的に、好き勝手空想する。

僕が人生でがんばるのをやめた経緯

僕は、もうがんばるのをあきらめました。

この境地に至るまでの経緯を説明しましょう

僕は平凡な大学を卒業した後、製造業に就職しました
僕は事務職として採用されました、初めのいくらかの期間は
実習として工場の現場ではたらくことになりました。
結局、二年間工場現場実習をしました。
仕事は、まったく興味が持てず、毎日服が汚れて、また肉体的にキツイこともあって、常に自分の中では工場の現場で働くことに対して不満を持っていました。「なぜ事務職として採用された自分が、こんな肉体労働をしなければならないのか」「なぜ大学を出た自分が、高卒の人たちと一緒にブルーカラーの仕事をしなければならないのか」などと。今思えば、本当に浅はかな考えでした(´ヘ`;)工場で働いている人たちごめんなさい・・・・やがて僕は睡眠障害に悩まされるようになり、心療内科を訪れます。すると「やや鬱気味だね」と言われて、睡眠薬を処方されました。睡眠薬を飲むと、すぐ眠れるのですが、朝早く目覚める早朝覚醒と言われる症状は治りませんでした。

でも、そんな日々もちょうど二年過ぎた時、事務職に配属されます。
部署名は生産管理部で、ぼくはなんと生産管理システムの構築を任されたのです。
その会社の生産管理システムは、生産管理用のソフトを購入したのですが、この会社の製造現場とうまいこと連動させることができず、まだまだ充分に活用できていませんでした。そこでだれか担当の人間を決め、生産管理システムを作り上げることになり、その白羽の矢が僕に立ったのです。ちなみこのシステムの前任者は、鬱になって半年間休職しても、完治せず、会社規定で退社してしまったみたいです・・・

念願の事務職に配属されて、めでたしめでたし、とはならなかったのです。
まず素朴な疑問ですが、これって事務って言えるのでしょうか?(;・∀・)
それはさておき、配属された先の上司がすごくキツイ人でした。そのシステムを僕が覚えて、僕が改良していくという仕事に流れに、会社的にはする予定だったみたいですが、そのシステムがものすごく難解でした。そしてそのシステムを教える上司が、すごくキツイ口調で教えてくるのです。常に怒っているような感じでした(;゙゚'ω゚'):
やがて僕の心に異常が起きます、なんだか常に動悸がするのです。その上司がいないときでも、そのシステムの仕事以外の雑用をしているときでも、事務所にいるだけでなぜか動悸がするのです。正直これはずっとは耐えられないと思いました。そして僕は心療内科に行きました。先生は「辛ければ、休職の診断書書いてあげるよ」と言ってくれました。なので僕は「お願いします」と言い、休職の診断書をもらいました。診断書を会社のその例の上司に提出するのは、とても勇気がいりましたが、なんとか提出しました。その時はその上司も「そうだったのかそんな症状があったのか」といった感じで優しく接してくれたのを覚えています。かくして僕は休職生活にはいります。事務職に配属されてわずか二か月余りの事です。

休職して初めの一か月は、なにもやる気が起きず、ただごろごろするだけでした。「たった二か月で挫折するなんて情けない」「せっかく事務所に配属されたのに挫折してしまった・・・」などといろいろ悩みました。
二か月目からは、外をちょっと遠出したり、図書館に行って本を読むようになりました外に出たり、本を読んだりすると、今まで狭かった自分の視野が広がったような気持ちになりました。
3か月目にはさらに良くなり、4か月目には、復職の決意をするようになりました。
会社では、生産管理システムの仕事以外に、事務所の席はなかったので、僕は「工場の現場で復職してまた頑張ります」と会社側に伝えました。やがて会社も復職を承認してくれました。僕はこのころにはもう、ブルーカラーホワイトカラーだの、事務職だの現場職だのと、差別する気持ちはなくなっていました。「事務所で働くことに対して、過剰に期待していた面もあるかもしれない。もうその気持ちは捨てよう」現場での仕事を辛くしていたのは、「自分は、こんな工場現場にいるべき人間ではない」というおごり高ぶった考えにあることにも、気が付きました。その気持ちも捨てることにしました。「もういいじゃないか事務職じゃなくて、今まで2年間現場で働いてきたんだから、これからも働けるさ」と考えるようにしました。

そうして今、現在復職して、工場現場で働いています。今はまだ薬を服用していますが、いずれは断薬をしようかと思います。今働いている現場は、事務職に配属される前に、働いていた現場とは違うところで、まだ今は仕事を覚える途中ですが、仕事を教えてくれる先輩はとても親切で、怒鳴ったりしないので、精神的に楽です(´∀`*)別に仕事にやりがいは相変わらず感じませんが、もうそれでいいのだと思います。ただ淡々と働いて、お給料をもらって、それで日々のささやかな生活ができれば、それでいいじゃありませんか。

もう僕は頑張るのはやめました。
もともと僕はがんばるのに向いていない人間だったのです
平凡な偏差値の高校に行き、普通くらいに勉強をし
平凡な偏差値の大学に行き、普通くらいの勉強をし
就職するときには、日本の基幹産業は製造業だと聞き、じゃあとりあえず製造業にするか、といった感じで就職しました。
こんな生き方だったのです、これからもこんな感じでちんたら生きていこうかなと思います。みなさまこれからもこんな僕をよろしくお願いいたします( ・∀・)