高田修三の空想科学雑談

高田修三が、幾分か科学的に、好き勝手空想する。

無職の何が悪いのかわからない

うちの子がいい年して働かなくて・・・
まったく働かないやつはけしからん!

このような理論を聞いたことがないだろうか?
しかしそもそもなぜ働かなくてはいけないのだろうか?
一生ずっと無職で駄目なのだろうか?

そもそもこの国では人手はすごく余っているだのだ。
今無職の100万人を職に就かせたら、今職に就いている100万人が失業するだけなのだ。一人無職がいるおかげで、他の誰かが職に就けるのだ。

親のスネをかじるのは良くないだって?
なぜ良くないのだ?親の時代は日本は経済が右肩がありで、テレビゲームであれば「ベリーイージーモード」だったのだ。親達だって今の日本に生まれていたら、まともに働けていたのかわからないのだ。
それに、今の日本で一番資産を持っているのは若者ではなく高齢者である。
だから資産を持っている親の世代の代わりに消費をしているのだ。

生活保護を受けるのはけしからんだって?
しかし生活保護の受給額は3兆円ほどであり、社会福祉の総支給額の約100兆円と比べれば、生活保護は財政的に見てもとても小さな問題なのだ。
それよりも最大の問題は年金で総支給額は50兆円を超えている。

今の日本は科学技術が進歩して、生産性が充分に進歩して、全員が全員、それこそ「働きたくない人達」まで、鞭打って働かせなくても、社会は回るようになっていると思うのだ。
昔の時代では、貧困層の問題は「飢え」だったが、今の時代では「肥満」である
貧しいほど太るのだ。
人類の長年の歴史は飢餓との戦いであった。
だから「働かなければいけない」という根強い価値観が生まれたのではないか。
しかし我々はそろそろ、この幻想から放たれるべきではないのだろうか。