高田修三の空想科学雑談

高田修三が、幾分か科学的に、好き勝手空想する。

久住 昌之  谷口 ジロー  孤独のグルメ

ハードボイルドなB級グルメ漫画
グルメ漫画なのに、し、渋い!(´ー`)y─┛~~
個人で雑貨輸入商を営んでいる井之頭五郎が、仕事の合間に立ち寄った店で食事をする様を描いていく
主人公が訪れる店は、高級料理店ではなく大衆食堂がほとんど。

料理に関する蘊蓄はほとんどなく、画で精密に描写して、主人公が黙々と食べる姿を描いて行く。ストーリーは1話8ページで、ドラマチックなことは特になく、本当に淡々としている

だがそれがいい。このクールな感じが。
普通、他の料理漫画だと、料理を食べた時にものすごいリアクションをしたりする、(うおおお上手い〜!(* >ω<)みたいな・・・←自分表現が下手だなあ・・・)熱い漫画がほとんどだったと思う。
だからこういうタイプの漫画は新鮮だった。

一番印象に残っているのは主人公の井之頭五郎のこのセリフ
「モノを食べる時はねだれにも邪魔されず自由で なんというか救われてなきゃダメなんだ 独りで静かで豊かで・・・」

この世界観はとても独特で魅力的だ
グルメに少しでも興味があるならぜひお勧めの一冊です

孤独のグルメ 【新装版】

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