高田修三の空想科学雑談

高田修三が、幾分か科学的に、好き勝手空想する。

なぜ日本は有給休暇を取りずらいのか

みなさんは、有給休暇を取っているだろうか?
日本企業では、有給休暇を取りずらい要因があるのではないのだろうか?
「有休を取ると、その分仕事が溜まって結局たくさん働かないといけなくなる」
「有休を取ると査定が下がる」
あと特に「有休を申請すると上司に嫌な顔をされる」というところが多いのではないのだろうか?そういう場面になるとついその上司に対して反感を持ってしまいがちだ。
でももしかしたら、その上司は悪くないのかもしれない。

僕の会社も有休をとりずらい。
取ろうとすると課長に「ええ?休むの?」という反応をされる。
でもその課長は人格的には良くできた人だ。
仕事はできるし、教えることは親切に教えてくれるし。
その課長が悪い人だというけではなさそうだ。
じゃあ何が悪いのか?
問題はもっと根深いところにありそうだ

まず考えられるのは会社が悪いということだ。
うちの会社では、その仕事は一人の人がずっと担当数る形になるので、その人が休むと仕事が滞るのだ。海外みたいに代替人員を備えてはいないのだ。
僕はこれは会社側に責任があると思う。

もうひとつ考えられるのは日本社会自体が悪いのではないかということだ。
そもそも日本では有給で休むという考えがまだしっかりと浸透していない。
病気でもないのに休むと(そもそも病気でも休みにくいが)取引先から「え休みなの?困る」という反応をされることも多いのではないだろうか?
欧米では一か月くらいバカンスのために有給休暇をとって担当者が不在でも、「まあバカンスなら仕方がないよね」という反応ですまされる。
明らかに休みに対する考え方が違うのだ。

コンビニは24時間営業していて、スーパーですら元旦から営業をしているところがある。
それは非常に便利な社会に感じられるかもしれない。
でも別の見方をすれば、それは「24時間元旦でも働いている人」がいるということだ
この事実を忘れないでほしい

我々は本当にどういった社会を望んでいるのか。今一度考え直す必要があるのではないのだろうか?