下手なホラーよりもよっぽど怖い話　「闇金ウシジマクン　若い女クン編　1巻」　真鍋昌平

この漫画はまさに毒にも薬にもなりうる漫画の代表例だろう
どぎつい表現が至る所にあるので、そういうのが苦手な人は読まないほうがいいかもしれない。
しかし、そのどぎつい表現こそがこの漫画の表現を鮮明に印象づけさせているのだ。
だからこの漫画にはマイナスとプラスの効果両方があるといえるだろう。
まさに劇薬のような漫画だ。

どんな漫画か知りたければ、まず一巻だけでも読んでみればいい。
特に「若い女くん」編は圧巻だ・・・

若いＯＬだった村田久美子が闇金に手を出したのは本当に些細なきっかけだった。
それは今度の連休に会社の同僚と海外旅行に行くためである。
ＯＬ同士には派閥があり、もしその旅行をキャンセルしたら村八分にされる可能性があるため、どうしてもお金が必要だった。
しかしそれが彼女の転落の人生の始まりだった・・・・
ここら辺の描写は圧倒的なのでぜひ本書を読んでもらいたいが、簡単にネタバレしてしまうと
借金の利子が払えない
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若い女性が大金を払えるといえば風俗しかない。やがて風俗で働き始める
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風俗での仕事のストレスを発散するために、風俗仲間からドラッグを売ってもらって服用する
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風俗で性病に感染し、それが原因で彼氏とも別れ、重度の薬物中毒になり完全に狂ってしまう。

漫画というは絵があることが最大の武器だ。
今言ったストーリーを、読者の脳裏焼き付けるために、以下のように圧倒的な絵で描いている。
これが↓