高田修三の空想科学雑談

高田修三が、幾分か科学的に、好き勝手空想する。

ショートショート

ショートショート 「責任感」

「もうそろそろ小学生になるのだからそんなことしていてはダメでしょう!」と母親に注意された。 なぜ小学生になると、好き勝手にやることが許されないのだろうか?少年には理解できなかった。 彼が中学生になる頃には「もうそろそろ中学生になるのだからし…

「永遠の一日」【ショートショート】

ここは宇宙。ある家族が乗船していた宇宙船が、隕石にぶつかり大破した。全員が助からなかっただろう・・・。 いや一人だけ助かったものがいる。しかしそもそも一人と言う数え方が正しいのだろうか。それは、その宇宙船に乗っていた夫婦が娘に買い与えた、ク…

「仕事とゲーム」【ショートショート】

俺はテレビゲームが好きだ。暇があればずっとゲームをしている。 仕事の方は嫌いだ。とある自動車メーカの下請けをしてる中小製造業の工場で働いている。まったくつまらない仕事だ。だからいつも仕事中は早く仕事が終われ終われと思っている。ゴールデンウィ…

「顔よりも大切なもの」ショートショート

僕には先天性相貌失認という障害がある。 簡単にいえば、視覚には問題がないのに、人の顔を区別できない障害だ。 といわれても健常者の人には想像しにくいから例えをあげてみる。 牧場にいる牛や豚や羊を思い浮かべてみると良い。 みんな同じ顔に見えること…

ショートショート「子供の名前」

私には7人の子供と夫がいる。 こんなに子供がいれば充分だと思うかもしれないけど・・・ところで子供の名前には生まれた順に数字を入れることにしたの一番目の子は男の子で名前は新一二番目の子は男の子で浩二三番目の子は女の子で三香四番目の子は男の子で…