高田修三の空想科学雑談

高田修三が、幾分か科学的に、好き勝手空想する。

ふわふわしてあまーい物語  「うさぎドロップ1−4巻 幼少期」 宇仁田ゆみ

男性なら一度は、自分のかわいい娘が欲しいとおもうでしょう( ̄∇ ̄*)ゞ(違うかな・・・)
しかしそれがある日突然のことだったらあなたはどうする?!

じいさんが死んだ
そんな訃報を聞いて、じいさんの葬儀に駆けつけた30歳男大吉の目の前に見知らぬ女の子がいた。

親戚の子か何かか?

その時はただそう思ってた大吉。
が、違った。何とあの女の子は、じいさんの隠し子だったのだ!!

享年79歳のじいさんはひとり暮らしのハズだった。
が、内緒のの愛人がいたらしく、子供をまでこさえてしまったらしい
その事を親戚の誰にも言ってなかったじいさん。
だから、この葬儀の時に初めて判明したのだ。

その子の名前は「りん」と言った。

そんなりんを、親戚の誰もが引き取る事に難色を示した。
彼女は少し変わった子供だったからだ。
それが後々のよいストーリーにつながっていくんですけどね
現状に加えて子供一人を育てる余裕が無い。
責任の押し付け合いを繰り返す親戚たちの話し合い。
それに酷く嫌悪感を感じた大吉。

みんなこの子ことを本当にどうにかしたいとは感じてないんだ

そう思った大吉は


「おれんち来るか?」という
そう自分で引き取って、自分で育てる決意をしたのだった。
こうして、6歳の女の子「りん」と30歳男の「大吉」との共同生活が始まるのだった。

しかしこの共同生活が大変。

なんせ男手一人で子供を育てようというもんだから。
彼は仕事があるので、仕事前に彼女を保育園まで連れて行き、そして仕事が終わったらまた迎えに行く。そして家事をする。そりゃあ大変でしょう。

でもこの二人の共同生活が、見ていて微笑ましい(*´∇`*)

たとえばおねしょをしたりんが言い訳する場面とか

縄跳びで後ろとびが203回できて,ニヤリとするりんとか

前歯が抜けて大笑いするりんとか

普段は人見知りをして、仲のよくない相手とはあまりしゃべらない子なだけに、このギャップがかわいくてたまらない!たまらない!(大事なことなので2度いいました)


それにしてもこの作者の描く絵は不思議だ
線はシャープなのに、全体の雰囲気はふわっとしている。
シャープなのにふわっと?矛盾していることを言っているのはわかるけど、僕のいいたいことは、ぜひ彼女の作品を読んでいけばわかるでしょう。
そしてこの画風が、ストーリとよくあうんだねえ。
やっぱり漫画は絵と話があっていないとだめだね。
この話の内容を、他のどんなうまい絵師が描いたとしても、違和感を感じるだろうなあ。
宇仁田先生偉大っす!絶対お勧めの作品です

うさぎドロップ (1) (FC (380))

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