高田修三の空想科学雑談

高田修三が、幾分か科学的に、好き勝手空想する。

ホームレスになっても大丈夫? 「失踪日記」 吾妻ひでお

うーむ実話なのにあなんともすごい話だ・・・

SF漫画である吾妻ひでおが、仕事が嫌になって失踪してホームレス生活をする話である。
全部実話らしいが、彼の作風も相まって暗い感じは全くしない。
この漫画から、ホームレスになっても生きていくための知恵を得ることができるだろう。

例えばゴミ袋の中にある肉まんはかびていても、表面のカビをとって温め直せば、普通に美味しく食べられること。
団地や料理屋、特にスーパーから出るゴミ袋には、まだ食べられる食料が大量にあること。
自販機の下にはお金は落ちていないこと
図書館で本を借りて読むことが、お金のかからない最良の暇つぶしになること
そしてホームレスでも、仕事を紹介してくれる人がいること。

そして筆者は、紹介された配管工の仕事を始めて、アパートに住み始める
その時の配管工の仕事も詳しく紹介されていて興味深い

そのあと筆者は漫画界に復帰する。
めでたしめでたしと思いきや、今度はアル中になる。

もう筆者の人生グダグダですやんw
しかしそれでも現在こうして生きていられているのである。
だからもしホームレスになってしまっても決して希望を捨てないことが重要である。この漫画を読んでいると意外と人生なんとかなっちゃうもんなのかと思えるのである。

こういう生き方もあるんだよという参考におすすめの一冊です。

失踪日記

失踪日記