高田修三の空想科学雑談

高田修三が、幾分か科学的に、好き勝手空想する。

これジャンプで連載してたら絶対大ヒットしてたよね  (漫画版)マルドゥック・スクランブル 大今 良時、 冲方 丁

いやあ面白かった。
この作品は小説が原作で、もちろん原作でも50万部以上の売り上げがあり、ヒットして言いる。
しかしこの作品は、週刊少年ジャンプで連載していたらもっとヒットしていなのではないのか?
ってそれはどんな作品にも言えるか・・・あと残酷な描写の問題があるので、少年ジャンプでの連載は無理だろう。この話は単なる僕の妄想だと思って欲しい。

主人公である、身寄りのない少女バロットは、モチのロン普通の少女ではない。
「娼女」である。く〜この時点でなんだか痺れてしまう。
この漫画の彼女の最初のセリフは「死んだほうがマシ・・・」である・・・
体を売って生計を立たている。その場を提供してくれていたのが、シェルという男
だが、この男突然バロットを殺害しようとする!

瀕死のバロット。意識が朦朧とする中で、どこからか声が聞こえてくる
「あなたには選択の権利がある。生きるか死ぬか?」
するとバロットははっきりと答えたのだ「生きたい」と。

やがて治療を受けた彼女は、無事に回復するが、回復どころか超能力を手に入れてしまったのだ!
それは火傷をした彼女を治療するために、人工皮膚を使ったのだが、その人工皮膚がなんと金属繊維でできていて、それにより常人より遥かに優れた身体能力と体感覚、あらゆる電子機器を触れずに操作する能力を得た。
物語にはサイバーパンク的要素がふんだんに盛り込まれている。(サイバーパンクの意味がわからない人はググってください)

自分を助けてくれた、ドクター・イースターと、これから相棒として活躍してくれるウフコックとともにシェルを追っていくことになる。

そうそしてここから、シェルの雇われ人との、超能力バトル駆け引きと冒険の物語
もうここらへんは、週刊少年ジャンプを読んでいる人、特に冨樫の「HUNTERXHUNTER」が好きな人には堪らんですわねえ(^p^)

1〜3巻を黙ったと思って読みなされれ
そうすればもうあなたはマルドゥック・スクランブルの世界にどっぷり(゚∀゚)

マルドゥック・スクランブル(1) (少年マガジンKC)

マルドゥック・スクランブル(1) (少年マガジンKC)

マルドゥック・スクランブル(2) (講談社コミックス)

マルドゥック・スクランブル(2) (講談社コミックス)

マルドゥック・スクランブル(3) (講談社コミックス)

マルドゥック・スクランブル(3) (講談社コミックス)

その後楽園編に入り

マルドゥック・スクランブル(4) (講談社コミックス)

マルドゥック・スクランブル(4) (講談社コミックス)

さらにそのあとカジノ編に行きます �堯�( ̄0 ̄; )ノ
ポーカーやルーレットやブラックジャックをやる。
しかしそこでもバロットと相棒のウフコックの珍妙なプレイで乗り切る。
ギャンブルは僕の専門外なので、本来なら全く興味をもてないはずだが、
ずっとハラハラドキドキさせながら読めた。さすがは。
これは原作者と漫画家の力量だろう。圧倒的な画力、程よく収めたストーリー

マルドゥック・スクランブル(5) (講談社コミックス)

マルドゥック・スクランブル(5) (講談社コミックス)

マルドゥック・スクランブル(6) (講談社コミックス)

マルドゥック・スクランブル(6) (講談社コミックス)

そして最後はクライマックス。
これはちょっと切ない気もするが、これはこれでよかったんだよね。
そう良かったんだ。未来を信じていこう

マルドゥック・スクランブル(7)<完> (講談社コミックス)

マルドゥック・スクランブル(7)<完> (講談社コミックス)