高田修三の空想科学雑談

高田修三が、幾分か科学的に、好き勝手空想する。

一条 ゆかり 「砂の城」 全6巻

死んだ恋人の子供を引き取って育てるうちに、その子と愛し合ってしまう女性の物語

なんというかいかにも少女漫画らしく、昼ドラみたいなドロドロとした人間関係が描かれているなあヽ(´Д`;)ノ
ただ絵は凄く上手で綺麗なので、ドロドロ感は無く、繊細な感じがする。

主人公たちには次々と不幸や災難が襲いかかり、退屈しないストーリー。
死んだ恋人の男の子フランシスと、その子を引き取り愛してしまう女性ナタリー。二人とも結構ウジウジして病んでますが、こういうところがいかにも少女漫画といったところだろうか( ・∀・)?

二人とも、禁じられた恋であるということは気づいているので、なんとか別の人を愛そうと、長い時間をかけて、何人かと仲良くなり、つきあったりしするが、どうしてもお互いのことが忘れられずに最後は二人は結ばれる( ;∀;) カンドーシタ

かなり昔に描かれた作品だが、画風がすごい壮大な少女漫画風だったのと、息をつかせないテンポだったので、すぐに夢中になって読み切った。

とても切ない話ですが間違いなく良作

砂の城 (1) (集英社文庫―コミック版)

砂の城 (1) (集英社文庫―コミック版)