高田修三の空想科学雑談

高田修三が、幾分か科学的に、好き勝手空想する。

日本において学力とは受験力である。では受験力とは具体的には何か?

はっきり言おう。日本では学力とは、良い大学に入るための単なる受験力である。
本当の学力とはもっと広大で深遠であるべきだと思うが、これが現実だ。
では受験力とは具体的になんだろうか?

それは根性50%暗記力40%
そして 発想力 ユーモア コミュ力その他うんたらかんたらが10%ほどである
これが身もふたも無い事実だ
では詳細を解説していきたいと思う。

数学

実はこの教科は暗記科目である。その事実に気がつくか気がつかないかで、数学が得意科目になるかならないかの分かれ目であるといっても過言ではない。僕は気がつけなかったので苦手科目になってしまった。
本当の学問としての数学は、考える教科だと思う。
しかし受験科目としての数学は紛れも無く数学である。
僕は小学生のとき算数は得意科目だった。
問題の解き方は暗記しなくても、自力で考え出して解いていた
小学生の間はその方法でやれていた。
しかし中学になるとそうはいかない。
方程式が出てくるのだ。これを自力で考え出して解法を編み出すのは並大抵のことではない。それよりも授業で先生が解法を教えてくれるからそれを丸暗記するほうがはるかに少ない労力ですむのだ。
学校のテストでは、自力で方程式を編み出す必要は無い。丸暗記してただその解法に当てはめて解けばいいだけである。

社会
はい、これは間違いなく暗記科目です。
「○○年に××帝国が滅びました」
「△△年に□□皇帝が即位しました」
ということをひたすら暗記する必要がある。
というかそれ以外のことは必要ないのではないのか?
発想力やユーモアはもちろん、理解力すら必要ない気がする。
デカルトの「我思うゆえに我あり」という言葉の意味は学生のときはさっぱり分からなかったが、それでも丸暗記してしまえば点数は取れるだろう。

理科
上記の教科があんな感じなので、この教科も暗記科目である。
物理は数式を覚える
生物は用語を覚える
科学は物理と生物の中間な感じ

英語
この教科も暗記科目である。
文法は丸暗記すればいいし、英語は単語をどれだけ覚えているかが重要だから
単語をどれだけ覚えられるかが重要になる。
ヒアリングがあるが配点は多くない。本当に申し訳程度でしかない

国語
この国の不毛な学校教育で、唯一ユーモアや発想力が問われるのはこの教科ではないかと思っている。この教科で暗記するのは漢字くらいで、後は文章を読み解くことが主になるが、実はこの部分がその人のセンスだとか発想力とかが問われるのではないかと思う。
本当にその人の頭の良さが問われる教科だと思っているくらいだ。
(僕の一番得意な教科だったので自画自賛っぽくなってしまうが)

以上述べてきたように、日本の教科はほとんどは暗記さえできればいいのである
そしてその暗記を続けるだけの根性が必要なのである。
僕はこの根性も無かったので、あまり良い大学に入れなかった・・・
もっと勉強していればと今更ながら思うことがある。

それにしても日本の学校教育って、こうやって見ると本当に、各個人の個性を生かしてないなと思う
なんとかならないかなあ