高田修三の空想科学雑談

高田修三が、幾分か科学的に、好き勝手空想する。

財政破綻が日本を救うかもしれない。

散々言われていることだけど、日本政府には1000兆円を超える借金がある。正直な話これだけの借金を「まとも」な方法で返すのは不可能だと思っている。でもまともでない方法でなら借金の返済は可能だと思っている。それは何か?

お札を1000兆円刷ることである。

ハイパーインフレになるって?

物価が1000倍になれば、事実上借金は1兆円に収縮したのと同じだ。

たしかにそうだ。その時に市場から一般社会まで凄まじい混乱に見舞われるだろう。

でも第一次世界大戦後のドイツは、しばらくの混乱の時を経て、経済は立ち直った(立ち直らせたのがナチスだったので、最終的には悲劇的な結末なってしまったが)

例えば韓国は1997年に経済破綻を経験している。

しかしその後韓国企業と、韓国という国の発展と躍進はすさまじい。

ハイパーインフレになれば、本来は潰れるべきなのに、ずるずると生き延びている、ゾンビみたいな企業から真っ先に潰れるだろう。このことに関しては、大企業だろうが、中小企業だろうが関係ない。無能な経営者がパージされるのである。

これはまさに、明治維新、戦後改革に匹敵する社会経済の変化をもたらすだろう。

混乱は起こるだろうけど、総合的に見て、若者は得をするだろう。

なにしろ1000兆円ほどの借金がほとんどチャラになってしまうのだから。

あと苦労は若い時にしたほうがいいという昔からの格言もある。

 

とにかく今の日本で、順調に経済成長していって、税収が増えて、増税できて、さらに税収が増えてっていう方法で借金を返せるとはとてもお思えないのだが。この超少子高齢化社会で。

だから債務不履行ハイパーインフレしかないような気がするのだが。

でも意外とそうなったほうが、長期的に見たらいいのではないかというお話です。