高田修三の空想科学雑談

高田修三が、幾分か科学的に、好き勝手空想する。

親の愛を知らぬ子供の剣士 ベルセルク 黄金編  3−4巻 三浦建太郎

木下に吊るされた無数の躯
そのそばをガンビーノ率いる傭兵隊が通る
すると、ガンビーノの愛人であるシスがそこに赤ん坊がいるのを見つける
彼女は赤ん坊を優しく抱きかかえあやした。
彼女の正気は、3日前の流産によってどこかに忘れ去られてしまっていた。
この赤ん坊こそがこの壮大なる物語の主人公ガッツである。

傭兵隊に拾われたガッツ
母親代わりになってくれたシスはペストですぐ亡くなってしまう
父親代わりになれるのはガンビーノしかいないはず。
しかしここは傭兵隊。ガンビーノはガッツに厳しく接する

それでもガッツはガンビーノを父親のように慕う。
その後自分がどんな目にあうかも知らずに・・・

ガンビーノは戦闘で片足を失う。傭兵は廃業は確実だ
そしてある晩ガンビーノはガッツを襲おうとする

間一髪ガンビーノの攻撃を免れたガッツ
だがそのガッツにガンビーノは恨みの言葉を投げつける
「てめえは死ぬべきだったんだよ
 11年前のあの日 母親の躯の下」
「お前は悪魔の子だ」
あまりに理不尽だった。
ガンビーノの惨状はけっしてガッツのせいではない。
しかし誰かにこのやるせない気持ちをぶつけずにはいられなかったのだろう。
人間とはそういう不合理で醜い一面をもつ。
自分が不幸になったときに、その鬱屈した気持ちを、まったく関係ない人間にぶつけるという。
この場面がまさにそうだった。
でもまだ幼いガッツにそんなことがわかるはずもなく、ガンビーノの言葉によってただただ傷つけられていく

ガンビーノは攻撃を止めない
そして自らを守るために、ガッツはガンビーノに刃を立て殺してしまう。
殺すつもりはなかった。
この事件はこれからもずっとガッツの心の隅に住み着いて消えない
何人、人を切っても
数え切れないほど人を切っても
このことだけは・・・

やがて他の傭兵たちがガンビーノの死体を見つけガッツを追う
逃げるガッツ。行く当てもなく。
狼に囲まれる
「これでもう終わりだ・・・」
そう思ったガッツ
「これでやっと楽になれる」とも思ったかもしれない。
だが体が無意識に動き、剣で襲ってくる狼を切り刻む。
自分でも驚く
「生きたい!」
心の深い深い、本当の深層心理ではそう思っていたのだ。
残っている力を振り絞って狼を撃退する。

すると安心したのか疲れきったのか-おそらく両方だろう-気を失ってしまう。
そこで別の傭兵団に救われるのであった


・・・感想を書こうと思ったら、なんだか小説みたいになってしまったな( ´・ω・)y
本当はもっとさらりと簡潔に書きたかったのに。
しかもこれでまだ4巻の半分くらいしか書けてないし・・・

うまい書評ってどうやったら書けるんですか?だれか教えて
♪ ∧,_∧ ♪
  (´・ω・`) ))
 (( ( つ ヽ、   ♪
   〉 とノ )))
  (__ノ^(_)